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個別記事の管理2007-02-16 (Fri)


「そこで私は…雪」

「え?」


Lは突然話を中断してそう呟くと、椅子から飛び降りてぺたぺたと窓際まで歩いて行った。


「L?」


Lはメロを無視して、窓に鼻先が当たるほど顔を近づけ、
人差し指をくわえながらはらはらと降ってくる雪を見つめている。
「この雪は積もりますね。約2、30cmは…」などとぶつぶつ言い出した。


「そんなに雪が珍しいのか?」

「Lにしては意外ですね」


言いながら二アはパズルを当てはめている。
Lは寒い冬や冷たい雪は嫌いそうだ。


「おいしいですから」

「は?」


Lのその答えにメロは間抜けな声を出し、二アはパズルから顔をあげてLを見た。
何がおいしいって?
雪を見てケーキか何かでも思い出したのだろうか。
クリームに見えなくもないが。
Lは窓から離れて電話を手にとった。


「ワタリ、いつものあれを」

『はい、L』

「いつものあれ…?」

「はい。明日のために」

「?…そんなことよりさっきの事件、どうなったか聞かせろよな」


それよりもLが解決した話の続きの方が気になるメロは、ぽんぽんソファーを叩きながらLを呼ぶ。
どんな推理小説よりもLの話の方がおもしろい。
二アもまた、Lの話を聞きながら下を向いてパズルを当てはめ始めた。

















翌朝、昨日から降り続いた雪のせいで、ワイミーズハウスの広い庭は雪で一面真っ白に覆われていた。


「Lー!外行こうぜ、外!」


ニット帽をかぶり手袋までして準備まんたんのメロが元気にLの袖をぐいぐい引っ張っている。


「はい、二アも行きましょう」


Lは二アに手を差し出した。


「二アは来ないよ、L。お前外嫌いだろ?雪だし寒いし」

「行きます」

「なんだよ、いつもは来ないくせに」

「嘘はいけませんよ、メロ。
私はいつも外で元気いっぱい遊んでるじゃないですか」

「お前が嘘ついてんじゃねぇか!」

「L、メロがいじめます」

「いじめてない!」


メロはLと二アが手を繋いでいるのが気に入らないのか、むすっとした顔で二アを睨んだ。


「メロ」


Lは軽く溜め息をついて、もう片方の手をメロに差し出した。


「俺はもうガキじゃない!二アなんかと一緒にするな!」

「何言ってるんですか。さぁ行きますよ。後でまたお話してあげますから」

「わ、わかったよ!そんなに俺と繋ぎたいって言うなら繋いでやる。
仕方なしにだからな!二アとは違うんだからな!」


Lはメロの手を掴むと二人を引っ張って、何が嬉しいのか今にもスキップしだしそうな足取りで外へ向った。




「うわすっげ!L!雪合戦しようぜ!」

「行くな!!いえ、行かないでください!」

「うぐぇっ」

雪が積もった広い庭に、嬉しそうに駆け出して行こうとするメロの首をひっつかんでLは大声を出した。


「な、なんだよいきなり!」


二アも驚いてLを見上げている。

Lは至極真剣な顔をして言った。


「まだ跡をつけないでください。わたしが先です」


Lはメロを離して、いつもの素足に靴というスタイルのまま、ずかずかと歩いて行くと
雪の上に思い切りうつ伏せに倒れた。


「……(本当にLかよ)」

「大人げないですね」



Lは1番に真っ白な雪の上に跡をつけることができて満足そうだった。
そして、むくっと起き上がると、服についた雪をぱんぱんと手で払い、今度はワタリを呼ぶ。


「L、どうぞ。今年は二アとメロの分も用意しましたよ」


ワタリはL、二ア、メロそれぞれに可愛らしい袋を手渡した。


「なんだこれ。キャンディ?」

「はい」

「どうしてキャンディなのですか?」

「Lを見ればわかりますよ」


ワタリに笑顔でそう言われ、二人が振り返ると


「何、食ってんだ!?」


Lはしゃがんで雪を頬張っていた。


「ストロベリーキャンディを口にいれて雪を食べるとおいしいんです。おすすめです。さぁ、二人もどうぞ」


当たり前のように、雪を食べろと勧めてくるL。
最初こそは躊躇した二人だったが、「Lがそう言うなら」と食べてみたところ、なかなかやみつきになってしまったようだ。


「おいしい!」

「シャーベット…日本のカキ氷の味がします」

「ストロベリー以外のもなかなかおいしいですよ」

「あまり食べ過ぎるとお腹を壊します」










どんな難事件も解決してしまうL、そしていずれそのLの後継者となる子供だち。
しかしワタリにとっては三人ともまだまだ子供。
楽しそうな三人を見て、ワタリは笑顔で呟いた。



「来年も三人分用意しなくてはいけませんね」







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苺の飴を食べて、雪を食べるといちごのカキ氷味になるというのを某アニメの再放送で観ました。
だいぶ前になるんですが、なぜか覚えています。
で、「Lなら練乳をそのまま食べそう」「いちご味の歯磨き粉を食べそう」それなら、これやってそう!と思って書きました。
そしてLもヒナと同じで、ちび○こちゃんが飴を食べて雪を食べているのを見て試してみたくなり、やってみたらおいしかったという…
ちなみにヒナはやってませんから!





あ、今なんか続きが浮かんだ
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Theme : DEATH NOTE * Genre : アニメ・コミック * Category : SS
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